夕焼け

鳥の鳴き声に呼ばれた気がして
街の外れの丘までゆっくり歩き出す
茜に染まった日の暮れた場所で
見上げた空はいつでも優しく笑ってる

遠くの雲さえ近くに思えて
ホントの僕の距離も知りたくないんだ

夕焼けの空の下
手を大きく空にかざして
願いが叶うならば
ずっとずっと子供でいたい

...なんて

空ばかりいつも眺めてる僕の
本当の気持ちなんて誰にもわからない
だけどこの空は僕の抱え込む
悩みや苦しみさえも優しく包み込む

いつでも休めるところがあるから
少しは無理をしても歩いてゆけるよ

夕焼けの空の下
立ち上がって見つめなおした
僕に足りないものも
茜空はわかってるかな

...なんて

心に描いた未来を見るより
小さな僕の中の時計を見つめて

夕焼けの空の下
まだ子供な僕が生きてる
明日になればきっと
この夕日も忘れるだろう

夕焼けの空の下
紙ひこうき放り投げたら
僕の場所へ帰ろう
今日見つけた勇気を持って

...なんて
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