Little Heart

暮れゆく街の夕焼けはどこか胸にしみる
夏の終わりの風 消える蝉時雨
足を止め空を見上げる君に僕を重ね
"気づいてくれないかな"なんて呟く

君はいつも強がって独り悩んでばかりだ
"僕が君を包めるなら"頭を過ぎるけど

なにも言えないことのもどかしさは
言葉をなくした人形みたいだ
日に日に数を増やした溜め息は
誰かを恋する少し恥ずかしいココロ

街の外れの停車場で僕はひとつ決めた
"伝えたい気持ちは全部伝えよう"
ところが開けたその口を君の口が塞ぐ
暖かい感触が言葉を奪う

背中を追いかけていたあの頃と違う気持ち
"ありがとう"と君はそっと 気づかれないように

なにも言えない僕を包みこんだ
ココロとコトバとカラダのぬくもり
ただただ身を委ねている僕は今
誰かを恋した人形みたいなココロ

重ねあった君と僕は そして全てを知った
君が好きなこと僕を好きなこと 僕らはきっと

恥ずかしそうに笑うその笑顔は
見てるとなんだか幸せになるよ
君は君で僕は僕 それでいい
だけれどいつでも傍にいて欲しいかもね

なにも言えないことのもどかしさは
言葉をなくした人形みたいだ
日に日に数を増やした溜め息は
誰かを恋する少し恥ずかしいココロ
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